久しぶりのときめき。
アラフォーには毒なのかもしれません。
「ヨン様」(冬ソナ2004年放送)にはまったおば様たちの気持ちが、今ならわかる気がします。
※注:以下、ネタバレあり。
episode1 「突然のプロポーズ」
あらすじ
父親の作った借金を返すため、昼はOL、夜はキャバクラで働く23歳独身の小鳥遊千和(清野菜名)。23年間、ほぼ彼氏ゼロ。そんな千和が、ある日突然、「借金返してやるから、俺と結婚しろ」とプロポーズされる。超上から目線のプロポーズをしたのは、年収5,000万円のイケメン・エリートサラリーマン、間宮北斗(ディーン・フジオカ)。 一方、北斗のプロポーズに悩んだ千和は「誰かをちゃんと好きになってから結婚したい」と、断るが、北斗の秘書、相馬妙子(藤原紀香)のアドバイスで北斗は再び奮起する。 しかし!北斗が千和との結婚にこだわる背景にはとんでもない思惑が! ドSな御曹司・北斗と、男性経験ゼロOL・千和。二人の新たな人生が幕を開ける! (C)The icon
主人公は千和ちゃん。
苗字は小鳥遊でタカナシ
小鳥が遊ぶ⇒天敵がいない⇒鷹がいない⇒たかなし!
なんとも頓知要素満載の苗字が主人公につけられています。
日本に実在する苗字だそうですが、実在の世帯数よりフィクションの世帯数が多いという調査結果があるそうです。
一度出会ったら忘れられない名前ですが、普通に「高梨」じゃダメだったのでしょうか。ちょっと気になります。
そんなことより、第一話。
街の電気屋さんで働く千和は、お母さんは亡くなっていてお父さんと二人暮らし。
このお父さんが駄目すぎてどうしようもないのですが、温水さんが演じることでどこか憎めないとてもいいキャラになっています。
このお父さんに借金があるとの設定ですが、総額はいくらなのかは分かりません。
※終盤で取立て屋が来る時点で新たな借金200万円というのはわかりました。
ヤマグチという電気屋さんで働いた後、キャバクラでお仕事をしてから歩いて帰ったら、ダメお父さんがコタツで寝ています。競輪新聞を枕に!
察しがいい千和ちゃんは、家賃、水道代などをきちんと分けて入れていた袋の中身を確認!お金がない!お父さんが競輪でつかっちゃったんですね。
そこで寝ていたお父さんをたたき起こしてすごむ千和ちゃん。
千:「明日払おうと思ってた家賃どうすんのよ!!」
父:「俺に言われても」
千:「だって使ったのおとうさんでしょ!」
父:「でも、稼ぐのは千和ちゃんでしょ」
衝撃のダメ男っぷり。でも温水さんだと憎めない。なぜ働かないかは不明です。
次の日、家賃を払うためキャバクラで前借りした千和ちゃん。そこに未来の夫、間宮北斗(ディーン・フジオカ)が登場。千和ちゃんを指名していたお客さんから横取りして説教をはじめ、千和ちゃんが激怒。北斗に水をぶっ掛けてしまい、千和ちゃんクビになっちゃいました。当然前借もなし。
ここまではじまってまだ10分。あーどうなるのかしら。
で、次の日電気屋までやってきた北斗が千和ちゃんをカフェへ連れ出し、突然
「おれと、結婚しろ」
って!
そこで千和ちゃんが気になったのが、北斗の言い方。「しろ」じゃなくて「してくれ」だろと。そこですか?!結婚のことじゃなくて?!なんで結婚なんだよ!ってならないのが不思議!でもいいんです、相手はイケメンエリートですから。
千和ちゃんからはっきりした返事がなかったので、北斗は自分の健康状態、財務状況がわかる資料と連絡先をおいて去っていきました。
お金が目的という結婚に悩む千和ちゃんが相談したのは、入社二日目のアルバイトの大学生八神くん。
「千和さんは、そういうタイプじゃないですよね」ってさー。
大学生の答えですよね。若いと結婚は好きな人とって考えますよね。アラフォーにはイケメンエリートの結婚も十分魅力的です。なんたって年収5,000万円ですから。
悩んだ結果、「ちゃんと人を好きになってから結婚したい」と北斗の申し出を断るまっすぐな千和ちゃん。いままで彼氏がいないという設定はどうも無理があるぐらいかわいい素直な子ですね。
次の日は伝票整理で残業。いまどき入金伝票がごっそり山盛りなんてありえないほどITは発達しておりますが、そこはスルーしないとですね。街の電気屋さんですから。
残業に疲れて玄関で寝ている千和ちゃんを覗き込む怪しい男2人。わかりやすい借金取立て屋さんです。お父さん、ここで新規借金200万円問題が発生!娘をソープで働かすといわれてもダメお父さんは怖気づくことなく、保身に走り、娘と目を合わせません。
連れて行かれる娘を横目に
「千和ちゃん、かわいそうに」
って、誰のせいだ。
そこで白馬に乗った、じゃない、白いベンツに乗った北斗様登場!分かりやすい展開!少女マンガの王道をしっかり押さえています。アラフォーは鼻がフガフガしました。
「助けてほしいか?」
北斗が千和ちゃんに聞くところ、かっこいいです。
即答せずに「助けて欲しい・・・です」と悩みながらお願いする千和ちゃん、やっぱりかわいいです。
キャッシュじゃなくて小切手を切る姿がまた素敵です。日本にいるお金持ちでも小切手帳って持っているのかしら?余計なことを考えているうちに取立て屋がさり、続いて北斗が取り出したのは婚姻届。
夫の欄は記入済みでしたので、私なら「そんなに私と結婚したいのね♪」と小躍りしてしまいそうですが、千和ちゃんは違いました。
「私に好かれる努力が見えない」
と、意見します。そうね、いくらイケメンでも結婚を迫っておいて、こっちをその気にさせる様子がないものイヤですね。いかんいかん、イケメンだからって許されないよね。許すけど。
そこで秘書の相馬(藤原紀香)のアドバイスの「有効なやり方」を北斗は具体化しましたよ!
そう、アクセサリー!それも指輪です!
しかも飛び切り輝くブルガリ!
あれは素敵です。欲しくなくても欲しくなります!
かなり有効なやり方です!北斗は左脳派なのか、具体的なアドバイスが効くようですね!
指輪をつけてもらって、なんとなく逆らえなくなった千和ちゃんを連れて、北斗は実家に行きます。最初のシーンで東京タワーが見えたところから「あと10分ほどで到着します」と運転手さんが言っていたので、六本木や新宿あたりなのでしょうか。それにしても実家の周りは木が生い茂ってます。都心なのにすごいところです。
ここで千和ちゃんが北斗の祖父の差し金で北斗が結婚を迫ってきていたことを知ります。お祖父様が千和ちゃんのおばあちゃんと結婚できなかった理由が気になりますが、生涯愛したというだけで、孫同士を結婚させたるというアイデアって思いつきますか?おじい様怖いです。
おじい様への面通しの後、千和ちゃんは他の理由がないか確認しました。そうですよね、やっぱり結婚するならちょっとでも自分が選ばれた理由を知りたいものです。
千和ちゃんの質問に北斗の答えは
「どうしても手に入れたいものがある俺と、守りたいものがあるお前とだったら上手くいくって思った」
・・・立派な理由じゃないですか!しかもお父さんのために犠牲になろうとするような千和ちゃんじゃないと、北斗はダメなんだろうなー。
最後におうちに帰ってのんきに寝ているお父さんに結婚の報告をして、指輪を見せる千和ちゃん。とっても嬉しそうな笑顔がかわいかったです!
あらすじにあった「男性経験ゼロOL・千和」というのはまったくわかりませんでした。
episode2が楽しみ!
毎回ことわざや四字熟語が出てくるので、こんなコーナーを。
今回のことわざ
恋は思案の外(ほか)
男女の愛情・恋情は、常識で説明できるものではないということ
秘書の相馬が言っていました。相馬さん、55歳の設定です。どんな青春時代を過ごしてきたのか気になります。藤原紀香、とってもはまってます!!
今回の気になる
北斗の年収5,000万円ってどんな生活できるのかな、と庶民の私は調べてみました。
4,000万円以上の所得税率は45%!住民税が10%!
累進課税って酷ですよね。平等にっていう考えも良いですが、頑張った人が報われない気もします。
年収5,000万円、手取りだと2,500万円以下になるそうです。
単純計算で200万強/月。なんか思っていたより小額でした。残念。