整理されたオフィス。人数が多くなればなるほど文書の管理方法などはルール化され、扱いやすくなるのでしょう。中小企業勤務の私は現在書類やオフィス用品のカオスの中。マイクやハーヴィーが問題を片づけるようにクールにオフィスを片づけたいものです。
ではシーズン1第9話!
※注:以下、ネタバレあり。
SUIT/スーツシーズン1第9話「敵と味方の境界線」
あらすじ
低所得者向けの住宅建設プロジェクトを進めていたルシールは、資産運用を任せていた投資会社に1億5千万ドルを横領され、プロジェクトが頓挫しかけていた。多忙なハーヴィーに代わりルイスが、投資会社幹部のパーキンスから事情を聴取するが、激しく脅しをかけて問い詰めたため、パーキンスはストレスで発作を起こし急死してしまう。
NBCユニバーサル・エンターテイメント SUITS公式サイトより
慈善団体の資金力、想像を超えます。
慈善団体が多い海外。多くの有名人、著名人が独自に団体を設立して活動していたりします。日本でいうところの「あしなが育英会」とか「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」です。
そんな慈善団体を運営するのがルシール。ジェシカの友達で、ハーヴィーの事もよく知っている感じですね。土方作業もできるかっこいい女性。
ルシールが資産運用を委託した投資会社が資金を横領し、ハーヴィーたちがその対応を任されている状況。横領された額が1憶5千万ドル。日本円に換算すると167億4千万円!!(2017年2月6日現在レート)慈善団体の資金力、恐るべし。チャリティー精神旺盛な国だからか、それともなんだか考えられないような力が働いているのか?
それにしてもこの額を横領するなんて大胆。手口が見えず、とりあえず投資会社の役員パーキンスを呼んで証言録取という流れでした。
虫の居所によって対応が激変。出来ない男だよ!
この横領事件はかなり大きな案件らしく、ルイスが指揮してアソシエイト総出で書類確認。そんな中、ハーヴィーは他のクライアントの案件をマイクに任せることに。自分が指揮しているところをまたもやハーヴィーに乱されてルイスはイライラMAX!ハーヴィーに待ってろと言われたパーキンスへの証言録取を勝手に始めてめっちゃ取り調べみたくなってるし。重要参考人だったがパーキンスが発作を起こして死んじゃった!
もー!!!なにやってんだ!
ルイスの勝手な行動にハーヴィーは怒り心頭。重要参考人がいなくなって横領の立証が困難に。
それにしてもドナが指摘してた1997年6月3日にルイスに何があったのかなー。後々わかるのかなー。気になる!
才女で美人で切れ者。
マイクはハーヴィーに任された案件でクライアントの娘ローラを調査。コロンビア大学の研究室で環境汚染の調査をしている才女です。可愛い上に頭がいい上にお金持ち。大体の物が高いレベルで満たされていると普通じゃ解決できないような問題に挑戦していきたくなるのでしょうか。
初対面のマイクに突っかかって、お父さんと歩み寄る気持ちなんてないそうです。
高校生・大学生くらいに親への気持ちをこじらすとなかなか大変ですよね。
お金持ちでもお金が欲しい。お金の力はすごい。
投資会社社長のマズロが内部調査書を持ってハーヴィーのところへ。ところがその内部調査はでっちあげで、亡くなったパーキンスに罪を着せるためのものでした。直前にレイチェルからの報告でパーキンスが持っていた2000万ドルは相続したお金ということを知っていたハーヴィーは和解の申し出を断りました。そもそも和解金が不明になった金額の10分の1ってのも随分な話です。
投資で失敗したというなら投資報告書を出してくるはず。すでにお金持ちのくせに人のお金までくすねるなんて!お金は人を助けますが、人をダメにもしますね。チャリティ精神旺盛な人もいれば、くすねる人もいる。同じような立場にいても、人間性によってずいぶん考えが違ってきますね。
泣きっ面に蜂とはこのこと。
状況説明のためにルシールとミーティング。ハーヴィーとジェシカは和解をせず、無料で弁護をすることに。所謂プロボノってやつですね。弁護料は成功報酬でって感じなのかな。ハーヴィーがただ働きなんてしないだろうし。
ルイスは自分のヘマを挽回するためにアソシエイト総出でマズロが持ってきた内部調査資料の確認。ネットもメールも電話もトイレも禁止なんて、逆に集中力なくすんじゃないか?!八つ当たりもいいところです。
そして良かれと思ったしたことがパーキンス夫人の協力をダメにするなんて。泣きっ面に蜂ですね。
完全にから回ってます。
シンプルに考える。親子の関係。
マイクはローラと父親の絆を修復するために二人を引き合わせたけど失敗。そりゃ長年のわだかまりが1度の話し合いでなくなるほど親子関係って簡単じゃないですよね。
いや、親子関係は簡単なのかもしれません。大抵の人たちは「家族と仲良くやりたい。」と思っているはず。ゴールというか向かうところはシンプルにそこです。ですが、これまであった小さいことの積み重ねが、それぞれの言い分を難しくしたりしているのですよね。そして相手をコントロールしようとするところがダメなのです。寄り添い歩み寄る。自分が変わる。ここしかない!(自分に言い聞かせています。はい。)
お父さんの会社は株式公開前で事件を公にしないと踏んでローラはハッキング&資金横領をしたまま。これは気を引きたいだけだと踏んでいるハーヴィー。マイクにはとにかく父親を説得しろという話でした。
から回った先にあるものは。
横領の件は、ルイスがマズロの秘書イネスに転職話を持ちかけて証人買収行為をしてしまい、和解金がますます少なくなる結果に。から回ったまま進んだらますます酷くなるだけなのに。しかもジェシカの名前を出してたからジェシカはお冠です。
本人は買収ではなく促しただけだというけど、どう見ても買収です。ジェシカは二人に今日中に解決策が見つからなかったら和解すると指示。そしてルイスには次でクビを宣言!
ルイス、がけっぷちです。
解決策はローラ
リヒテンシュタインの銀行はスイスより守りが固いなんて…手が出せないと思っていたら身近にハッカーがいましたね。そう、お父さんと確執があるローラです。親の会社からお金をせしめていないで本当の人助けをしてみろとマイクに言われ、ハーヴィーを悩ませている問題の横領されたお金のありかを突き止める役目に。
銀行データはとれたけど、膨大なデータから目星をつけないと時間切れになってしまう。
経過確認にきたジェシカからルイスの手を借りろと指示されたハーヴィー。いやいやでしたがルイスの能力を認めていることは確かで、しかもルイスの扱いも知っています。
ルイスを尊敬していると言ってやる気をださせ、横領の決定的証拠を突き止めました。
問題を分析中のルイス。不覚にもかっこいいとおもってしまいました。
最終的に横領の証拠をマズロに突きつけ、刑事告訴なしで当日中の全額返金で決着!かっこいいぞ二人とも!!
下手な嫉妬心は捨てましょう
ルイスはルシールと笑顔で話すハーヴィーをみて手柄を独り占めされたと早とちり。折角協力して歩み寄れたと思ったのに、ハーヴィーに呆れられ振り出しにもどっちゃった。あーあ。折角有能なのにいらない嫉妬をするからなかなかパートナーになれないんだよ!
マイクはローラからお礼が。ハーバードにハッキングしてデータ改ざんしてくれたよ!!これでまた罪が重くなったんじゃないの?!ってことは置いておいて、なんだか一件落着か。
マイクとローラを見かけたレイチェルも嫉妬??二人でギリシャ話なんかしちゃって、楽しそうなエンディングでした。
マイクとレイチェルの進展がないまま来たけど、どうなるのかなー。ってマイクの現在の彼女はジェニーだったっけ??面倒なことにならなきゃいいけど…
ちなみに
ハーヴィーが引用していたゴッド・ファーザーのロバート・デュバルとフレドについてをWikipediaで調べてみました。
ロバート・デュバルは俳優さんの名前です。ゴッド・ファーザーではトム・ヘイゲンという弁護士役。初代ドンの相談役ということで、ハーヴィーがそれだということでした。
フレドは2代目のドン、マイケルのお兄さん。どうやらいろんな悪事の後処理などを担当する役割らしく、ハーヴィーにとってマイクはフレドといっていました。マイクは「それはない」ってことだけど、どうしてかなー。ゴッド・ファーザーⅡで殺されちゃうらしいので、嫌がってるのか?引用がわからないと面白みが半減してしまう!
勉強が必要ですね。