2話のタイトル、「強いられた決断:The Choice」です。
いつでも圧を感じるジェシカが強いたのか、俺様ハーヴィーが強いたのか。
そもそも誰が強いられているのか。
さっさとみましょう。Let’sプライム!
※画像はすべてusanetwork.comが出典元です。
SUITS/スーツシーズン2第2話「強いられた決断」あらすじと感想
ハードマンの復帰が決まり、早速、事務所内では派閥争いが始まる。
倒産部門のポールを味方につけるようジェシカに指示されたハーヴィーは、ポールの案件を手伝うことに。
依頼人のトムは銀行から多額の融資を受けているが返済に苦労していたため、ポールは破産申請を勧める。しかしハーヴィーは別の道を探そうとする。
一方、マイクはようやくレイチェルと気持ちが通じ合うも、経歴詐称の秘密を打ち明けられずにいる。
NBCユニバーサル・エンターテイメント SUITS公式サイトより
サプライズ。喜ぶかどうかは内容次第。
出社したらジェシカの部屋が、すでに改装中。
壁はなくなっているし、色がモグラ色に塗りなおされています。
あれがモグラかどうかはさておき、ハードマンったらおじさん(というか初老)だと思っていたらかなり仕事が早いですね。
もちろんジェシカが承知しているはずもなく…
こんなサプライズ、ジェシカが喜ぶはずない。
メデューサを怒らすと石になるって知らないのかっ!
さて、出だしに留守電を聞いて浮足立ってるマイクは、出社早々にレイチェルを見つけて駆け寄ります。
あの留守電聞いたら、だいたいの男子はニヤつくよね。
私だってニヤつきましたから。
そこにルイスが
ときました。
I need you.って結構普通に使うんですよね。
日本人の感覚からすると、恋人とか深い仲の人にいう言葉っぽく思っちゃうのですが。
とにかく、もうマイクにフラれていると思っていたレイチェルは冷たくあしらおうとしたけど、不意打ちチュー!
ちょっとちょっと、オフィスですけど!!
ちょっとふらっとしながら歩いていくレイチェルの後姿がずいぶん色っぽかったです。
サプライズなら、色っぽいこっちの方がいいですね。
反撃開始。でもやることはディフェンスっぽい。
ハーヴィーに指令がでました。
ってオフェンシブなのかしら?!内容はディフェンスっぽいですけどね。
不動産部門 / 契約部門 / 税務部門 / 合併部門
味方にしようと思って出てくる部門、すべてがすでにハーヴィーの敵。
ドナがいうなら間違いないね。ノーマですら知っているっていうし。
彼は出来過ぎるからっていう理由がまた弁護士事務所っぽいです。
手始めに接点がないという倒産部門の長、ポール・ポーターにロックオン!
ジェシカも好きじゃないって、トップが言っていいのか?!
そんなときに
と、パイナップルを持って登場するマイク。
メデューサ、じゃない、ジェシカの目が…目が…
アソシエイトに朝食の差し入れがあったからと言い訳しますが、前回のごたごたで助けてもらったこともう忘れたのか!って感じです。
ハーヴィーからマイクにポールポーターの弱点探しのお題がでました。
ジェシカに信用される働きができるかな。
ぶら下げる人参はいつも高額。
ジェシカの様子が変だから情報くれってルイスにドナが一言。
下僕らしい考えね
なかなか出てこないですよ。下僕って。翻訳家ってすごいですね。
ただでは情報提供してくれないドナに、オールビー新作のチケットがあるとそそのかします。(エドワード・エルビーについては最後にまとめあり)
舞台はニューヨークですから、ブロードウェイならミュージカルが見られるし、カーネギーホールもあるし、演劇・音楽好きには天国ですよね。
そんなドナにルイスがいつもチラつかせてる人参は、ショーのチケットです。
メリル・ストリープとか、大物ばっかり出ているショーなんて、きっと高額。
2018年3月現在で、ライオンキングの1階席がUS$169から。
ルイスも観劇大好きですから、きっといい席を抑えているはず。
だとしたら2枚で3万は下らないでしょう。すごいなー・・・。
まぁ趣味がゴルフだとしたら、月に2回とかで5~6万にはなりそうだから、そんなに高額でもないかもしれませんが。
それにしても行く人決まっていないのにいつもチケットを2枚をとっているって、寂しい人なのかカワイイ人なのか…
ドナ、のどから手がでそうだよ!
付き合いたてって、こんな感じだったっけ?
マイクが仕事中のレイチェルのところへ。まだパイナップル持ってる。しつこいな。
キスについて話す2人ですが、レイチェルはいぶかしげ。
そりゃあジェニーと付き合ってたし、あれだけ待たされてたら当たり前かなぁ。
でも勘のいいマイクはすぐに気づきましたね。
の一言で、
メロメロなのはあなたの方よ
なんて、おいおいですよ。そんなに態度を変えますか!
いちゃいちゃをごまかしながら仕事の話も少し。
事務所の全案件をまとめる、っていったい何個あるんでしょうね。
お金持ちの会社なんだから、そういうシステムみたいの採用してないのかな。
急にアナログですね。レイチェルの仕事、大変そう。
オフィスの階数を気にするのはアメリカだから?日本も同じ?
高層階で仕事をしたことがないのでわかりません。
5年で3階も下げられて46階に追いやられたとポール。
5年で3階部屋を変えられるって言うのはかなり面倒な作業と想像できますが、階数が気に入らないのは良くわかりませんね。
みんな高いほうが好き?
敬意を払ってほしいというのは、49階に戻せってことなのか?
もっと経営陣を近くに感じられるポジションがいいということか。
それとも天国に近い方がいいのか…
家業と家名、違いはなに?
マディソン25という大口の顧客を倒産させる見返りに、ジェシカの支援を依頼したハーヴィー。
ゴルフはカプルス(エドワード・カプルス:実在のプロゴルファー)を呼んで、接待しました。
さっとプロを呼べちゃうところがハーヴィーだよね!
早速マディソン25の建設をしているトム・クラッペリッチ(Klapperich)のところへ出向くハーヴィー。
2億5000万ドル(275億円:$1=\110)の返済期限が2日後に迫っているし、不況でテナントも埋まりそうにないと説得。
トムはポールに倒産して家業を守れと言われたと。
トムは家名を守りたい。
この違いはなんだろうと考えてみました。
トムは途中であきらめて多くの失業者をだしてしまい、少なからず後ろ指をさされるのが嫌なんだなと。
他の事業で家業は守れるけど。
最後まであきらめなかったという、「一区切り」というか、やりきった既成事実をつくれれば、気が済むのかもしれません。
だって275億って、銀行が融資してくれないなら無理でしょ。
マイク、どんなアイディアもってるの?
ドナとルイス。いいコンビ。
ドナがルイスの部屋に色っぽく入室。
色仕掛けなの?谷間を強調してますよね?ルイスも見すぎ!
とかなんとか、褒め殺し(古い)てマディソン25の融資を担当しているナショナルメトロポリタンバンクのエレイン・コーエンにアポ取りをお願い。
元々が誰の依頼かなんて、関係なくなってますね。
ドナがお願いすれば、ルイスも弱いもんです。
っていうか、ルイスが優しいのかな。
とはいいながら、ドナのお願い聞いてあげちゃうし!
最終的な交渉で
銀行への口利き & 観劇withルイス(口外しない) = 派閥情報1つ
という結果になりましたね。
これは、ドナの勝ち???
というルイスの発言が、勝利を匂わせてました。
鋭い嗅覚のルイスにマイクの反撃。ギスギスしてるね
見るからに手ごわそうな担当者ですね。
アポとりをルイスにお願い出来て良かったね!
銀行担当者に詰めよったら、「2007年(放送時は2012年)じゃないのよ」って、2007年ならどうだったのかしら。
っていうか2018年ならどうなんだ?!バブル?
とりつくしまもなく、帰社してレイチェルと一緒に仕事。
いちゃいちゃしてんなー。
そこに
とルイスが登場。
レイチェルに早く仕事を仕上げろと言ったのが気に入らないマイク。
せっかく口利きしてくれたのに、「あれは失敗だったよ」なんて、無礼だわ!!
そりゃあルイスも怒りますわ。
私なら「二度と手伝ってやらねー!」とか思っちゃいそう。
まぁレイチェルにチクチク嫌味を言うのも悪いけど。
結局ダニエル・ハードマンが招待したライブに行くため、アソシエイトが全員早く帰ることを知らなかったルイスが一杯食わされた感じになりました。
マイクとレイチェルは仕事がこんだけ忙しくてもデートをするようです。
若者はアグレッシブですねー!
指示通りに動かないハーヴィー。出来る人は協調性ない?
ハーヴィーがオフィスに戻ると、トムと話をしたポールが部屋にいました。
ポールが頼んだのは破産完了であって、トムの希望を満たすことではないと。
ハーヴィーが思い通りに動かないのもそうですが、オフィスが46階に追いやられたのも気に入らないと。
下の階がそんなにダメでしょうか。みんな見栄っ張りだな。
トムにサインをさせろと書類を置いていきました。
その直後、トムが建設中のビルがあるマディソン25について調べていたマイクがいい知らせを!
マディソン25はエリア開発の中心で、そのエリアにビルを建設しているのは8社。
エリアで開発が進行しているので、中心的存在のマディソン25が破産をしてしまうと周りに大きな影響がでる状態。
8社のうち6社がナショナル銀行の顧客。
ナショナルメトロポリタンバンクのアニューアルレポート(株主向け報告書)に「新社屋を探している。」との掲載があることに気づいたマイク。
トムの所を破産させて、工事を引き継げばかなりリーズナブルに新社屋がゲットできることになる!
というからくりだと見破りました!
このネタを持って、再びナショナルメトロポリタンバンクのエレイン・コーエンのもとへ。
とごりごり押して、返済期日の延期をゲットしましたよ。
頭が切れるってそういうことなんですね。
木を見て森を見ず、ではなく、ちゃんと森を見るようにしないとなんですね。
心が揺れるルイス。心を決めたマイク?
新しい事ってなにーーーーー!?なんか怪しい!!と思ったら、転職の話じゃない!
「ジェシカがえばってるんだ」って、そりゃあの事務所をしきってるボスならあのぐらいの圧がないと!
この目力が必要。
でも平社員からしたら、存在だけで相当なプレッシャーだわねきっと。
楽しい食事をしてきたマイクとレイチェル。
随分と楽しそうです。いいですね、新鮮ですね。
実はドナにいいレストランを聞いたと告白したマイクに
といいました。
これには完全なる黒のマイクはいたたまれなくなりましたね。
別れ際に、部屋に行くイコールなんとかっていう話について、
というのが精いっぱいでした。
マイクはその足でハーヴィーの元へ。
後ろめたさにさいなまれて、レイチェルに話すなんて。
という反応は至極もっともです。
ついこの間ジェシカにばれて危ない橋を渡ったばかりなのに!
マイクはレイチェルに嘘を付き続けるなんて出来ない!彼女は味方だ。話してやる!と鼻息荒く帰って行きましたが、どうなることやら。
怒りっぱなしのジェシカ。じゃじゃ馬部下を持つ上司はつらいよ。
自宅がみんなにばれているハーヴィー。
豪華なマンションですが、セキュリティ面はあまり良くない?
建物内には割と簡単に入れるようですね。
トムの件について褒めに来たのかと思ったら
だそうです。
と説明するハーヴィーに、ジェシカは破産問題の専門家たちがトムは破産しないとさらに損害を出すと聞いたと。
ポールを味方に付けるはずが、敵を作ってどうする!
とお冠でした。
それにしても元々の担当者に何も話をしないで進めるって、なかなか仕事が出来ますね。
私には考えられない…
さて、もう一人のじゃじゃ馬マイク。
ドナはすでにマイクが告白すると言っていることをハーヴィーに聞いていました。
するとドナ、唐突にこう聞きます。
続いて、ハーヴィーはここが好きなこと、でもマイクを雇った件で自分の首をかけてジェシカを説得した話を。
マイクはそこで自分のしようとしている事の重大さを認識。
昨日付き合うって言ったばかりで浮かれているレイチェルに何て傷つかないかという問いに、
と説得力のある顔で言われました。
色々あったのね、ドナ。
ってハーヴィーと?!
忠誠を誓う相手は
ルイスがせっぱつまった顔をしてジェシカの元へ来て話しているところに、急用だとポールがやってきてカットインされました。
と言いながら、顔には良くないという表情を浮かべていましたが、足早に立ち去るルイス。
チャンスをやったが依頼人をやった覚えはないとポールに言われるジェシカ。
余裕の笑みを浮かべてわかっているわよと答えましたが、腹の中はいかほど?!
ポールにカットインされてイライラしているルイスの元へ、ハードマンからプレゼント。
なんとプレゼントは欲しかったレコーダー!!
嬉しそうな顔!演技が上手すぎるでしょ。
で、ジェシカじゃなく、ハードマンのために働こうと思い始めている様子のルイス…
これからどう動くのかしら。
じゃじゃ馬コンビのハーヴィーとマイクはジェシカに釘をさされたのに強行突破。
トムに返済期限が伸びたことを伝え、ポールの反感を買うことに。
その後ジェシカに呼び出されたハーヴィー。
2人が合うのはいつも屋上。
このシチュエーションは企みがあるとしか思えません。
今回の件で、信頼していたハーヴィーに不信感が募ったジェシカ。
私の最高の財産だと思っていたのに私に弱点を作ったわ。
と、ハーヴィーに三行半を突きつけました。
この2人の関係って師弟関係というより、親子って感じがしますが…。
とにかくジェシカを思ってやったことがこじれてしまいました。
とはしゃぐレイチェル。
って4ブロック離れたってばれるときはばれるからね!
マイクはハーヴィーに諭されてというか、ドナの話に納得したので別れ話を切り出します。
付き合うのをやめると、レイチェルの元彼を引き合いに上手く付き合う自信がないことが理由だと。
パラリーガルのレイチェルは、弁護士とパラリーガルじゃ釣り合わないって言いたいんだと思い込み先行で憤慨して立ち去りました。
うーん、そうじゃないのに…
それにしても何も言わないで付き合い続ける選択肢はなかったのね。
ハーヴィーへの思い、新たにしたはず!マイク頑張れ!
ところであのレイチェルのあの傘、エリザベス女王が使っているのと似てる!
このころから王子と付き合っていたのかなぁ…
ハーヴィーと別れ話のようなものをしたジェシカはルイスの元へ。
って気遣いを見せてみたけど、ルイスもすでに自分の見方じゃないとわかったジェシカ。
どうするんだろうか。
1人オフィスでぼんやり(じゃないと思うけど)しているジェシカの元に、ハーヴィーが。
ジェシカの大事な銀食器を携えています。
出来る男は怒った女子へのフォローを忘れません。
忠誠を誓っていると態度で示すって、こういうことなのねぇ。
ジェシカもちょっと落ち込んでいた感じだったから、本当にGood timingでした。
やっぱりハーヴィーはカッコいい!!
まとめ
今回はダニエル・ハードマンの復帰でゴタゴタする事務所の権力争いの始まりが描かれていました。
決断をしいられたのは…マイクですよね。
レイチェルと付き合うと決めた次の日には別れるという。
どんな心変わりだよ!と女子なら思ってしまう展開でした。
いやでも、誰についていこうかと考えてしまう出来事ばかりだったからルイスも強いられてたかな…というか、虐げられてるなぁ…
訴訟問題とか全然出てこないのもちょっと残念ですが、これはこれで面白い。
ハードマンとジェシカの力関係が今後どうなるのか楽しみにしたいと思います!
おまけ
ドナとルイスの会話に出てきた人たちについて。
みんな実在の人々ですよ!かなりリスペクトされている大御所ということがわかります。
エドワード・オールビー(Edward Albee・字幕ではエドワード・アルビー)とは、ピュリッツァー賞を3度も受賞したアメリカの劇作家。
私が知っている作品はありませんでしたが、作品が映画化されているものもあるようです。
メリル・ストリープは言わずと知れたアメリカの大女優。長年にわたり活躍していますが最近では映画「マンマ・ミーア」が有名でしょう。
マーガレット・サッチャーではアカデミー賞・英国アカデミー賞・ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞してます!すごいです!
グレン・クローズもトニー賞、エミー賞を受賞している大女優。エア・フォース・ワンなどの映画に出演しています。