はじめてオープニングが差し込まれました。スタイリッシュ!っていうか、「続きそうだ」と確信してから作るものでしょうか。アメリカと日本ではドラマ制作の仕方がだいぶ違うんですね。面白い。
ちなみにオープニング曲は Ima Robot の “Greenback Boogie”です。
「SUITS Opening music」で検索すると歌詞も出てきたので興味があれば検索!
さて、スーツ シーズン1 第3話。特許がらみの内容はなかなか難しかったです。
※注:以下、ネタバレあり。
SUIT/スーツ シーズン1 第3話「特許の罠」
あらすじ
サンテック・デジタル社のワイアットが開発した衛星電話の特許出願を命令されたマイク。出願方法が分からず、同僚と互いの仕事を交換するが騙されて膨大な校正作業をするハメに…。弁護士ルイスがなんとか申請を済ませるが、タッチの差で競合会社が先に特許を出願。ハーヴィーは裁判所に差し止め請求をするが、なぜか棄却されてしまう。
NBCユニバーサル・エンターテインメント「SUITS/スーツ」公式サイトより
試作で20億。アメリカは試し方もビッグです。
2年かけて開発した2000万ドルの試作品をシャツのポケットに入れてうろうろする発明家ワイアットを担当するハーヴィー。どうやらすごいビッグな商談ですね。試作で…20億?!怖いわー。ポケットに入れるなんて凡人には無理ですね…
ハーヴィーは商談に参加したいなら俺に相談料1000ドル払え(1時間につき)とマイクに言ってたけど、相談料が10万ですか。さすがNYCのできる男は相談料も破格ですね。でも試作品の金額を聞いた後だと少々かすみました。
しかし特許の出願も弁護士の仕事とは。想像していたより雑務ばかり。華やかかと思いきや、アソシエイトが消耗しているのを見ると、現実世界はそんなに甘くないと痛感します。
ルイスはいい人?悪い人??
マイクは同僚アソシエイトのグレゴリーと特許出願と準備書面の校正を交換。膨大な量の文章校正をしているところにルイスが登場。そしてなぜか特許出願の書類を作成してくれていました。それにしても急に俺を頼れって言われても困っちゃうよ。いままでつらく当たっていたのに!ルイスって不思議。
ルイスが用意してくれた書類をハーヴィーのオフィスに届けたときにマイクがドナに言ったフレーズが気に入りました。
Blue is your color. 「青が似合うね」
オフィスに英語圏の人がいたら明日早速使ってみたいですが、残念ながらいないのでいつの日かまでお預けです。
それにしてもドナはできる秘書だわ!一緒に働いてみたい!
マイクはルイスにまたまた呼び出されて、準備書面の校正が素晴らしいとほめちぎられました。これなんか裏があるわよ。テニスに誘われたし。誘われたといっても断れないやつだし。ゲイなのかなぁ…とりあえず今のところ悪そうな人だわ。
それぞれみんな裏がありますね。判事も、ルイスも。
他社に先を越されたためマイクが提出した特許出願は却下されました。通常差し止め請求をすればほぼ差し止められるようですが、今回は担当判事がハーヴィーに妻を寝取られたと思い込んでいるため、却下!こんな個人的な感情を裁判に反映していいんですか?!?!
にしてもハーヴィーが「人妻と寝ない」理由がモラルではなく「リスクが高いから」だなんて、さすが弁護士です。
特許の差し止め請求が却下されたので抵触審査の準備に忙しいマイク。が、断れないテニス誘いの日でした。ルイスに無理やりテニスに連れていかれたマイク。動きをみているとあまり運動神経がある方じゃないようで、ちょっとびっくりしました。上司を立てるためのポーズなのか??
※抵触審査:アメリカは先発明主義なので、先発明者が誰なのか決定する手続き。
同じテニスクラブに500万人が利用しているゲーム運営会社の社長トム・ケラーが来てたところでルイスの魂胆がわかりました。マイクを脅して取り入ろうとするところ、やっぱり悪い人だわ!マイクに期待しているとか言っちゃって、顧客獲得のためでしょ!!
今後どういう風にルイスを見ていったらいいのか…イライラするけど気になる男です。
ハーヴィーは判事のところで特許の問題(というか不倫の濡れ衣)について話をしてたけど、まさか判事がウワテとは。奥さんに財産をやらないために不倫したと一筆書けなんて…判事も自分の事となるとなりふり構わずなのね。奥さんやっと満足する夫婦関係になれたと思ってたのに、夫にも裏がありました。
マイクを中心とした人間関係。絶賛構築中。
マイクがトムに会ってすぐ、ゲームの話で盛り上がりましたが、さらっと「もう少しで20位以内だった」って言ってましたね。500万人が利用しているゲームだよ?すごい。ゲームもお手の物なのねぇ。ファミコン世代ですが、ゲームの面白さがわからないほど下手くそです。
結局トムにうまく取り入ることはできたけどハーヴィーにハイになったのばれて幻滅されちゃった。ルイスのせいなのに!入ってすぐのアソシエイトが上司の命令を断るのは難しいでしょ!ハーヴィーわかってあげてよ〜。
まだ3話目なのにマイクとハーヴィーの関係が上手くいったり行かなかったり激しいわ。まだ働き始めて日が浅いから、2人の関係も構築中です。どうなることやら。
その後なりゆきでレイチェルにハーヴィーに追い出された経緯を話したら、「何事も諦めるなというタイプだから何度も話しに行け」とアドバイス。我ながらいい事言ったわ!みたいな顔してた。レイチェル、タイミング良く出てきて助けてくれるね。かわいいです。脈アリなのか、こちらも関係構築中。
ロイヤルティの示し方にも色々。
ハーヴィーのオフィスに入る前に門番的にドナがいますね。秘書はそういうものでしょうが、あんなに上司と息のあった秘書はなかなかいないですよねー。マイクに入室許可を出すタイミングとか理由が見事!
マイクはハーヴィーに幻滅させた理由を話しに行きますが 、ロイヤルティを見せろといわれます。そりゃ約束破りましたから当然です。
マイクの言い分が
ドラッグ ≒ 一杯飲む
というところにアメリカを感じました。
ハーヴィーはマイクから、ルイスがドラッグテストの結果を黒だったと言って脅したと聞いて、少し顔色が変りましたが、そこをマイクに気づかれないところは出来る上司です。
そこで「なに、それはルイスのせいだな!」となるのを少し期待してしまいました。頭が単純すぎます。
「銃で脅されたら、自分も銃を出すかハッタリをかませ。他に146通りの対処法がある。それがわからなければ弁護士の資格なし!」
そうです。出来る男は今後を見据えて部下を育てることを考えます。それにしても全部で148通りって。詳しく知りたい。
言い合いしてるうちに、マイクがしたタダ働き(work for fee)でもいい発言でハーヴィーは何か思いついてワイアットに連絡。そう、”for free”で思いついたのはワイアットのアイディアを無料でWEB公開しちゃうぞ、って特許裁判の相手に交渉すること。言い合いの中にヒントを見つけるなんて、できる男!仕事熱心♪いやー、かっこいい!
マイクもネットゲーム会社社長のトムを初顧客として契約することに!なるほど、弁護士を選ぶ決め手に「ときには不正も辞さない」なんて、日本で平和に暮らしていたら一生持てない感覚ですね。
指名されたのはマイクとルイス。でも時には不正を辞さないタイプは他にもいますよね。マイクはすかさずもっといい案を提案。そりゃそうよ!ロイヤルティ見せなくちゃ!
スマートなやり方。NYCの流儀でしょうか。
ハーヴィーはWEB公開案で和解をかなりの好条件に引き上げ、不倫疑惑についてもスマートな対応でカタをつけましたね。騒ぐとか喚くとかしない。とってもスマートな脅し。1番遭遇したくないやつです。
ハーヴィーは部下マイクにもドラッグテストが白だったと知らせてマイクへのロイヤルティ見せました。かっこいい。
この結果を見てルイスへの仕返しは手加減しないというマイクにハーヴィー一言。
“Good boy”
しびれます。あの声がまたいい!
新規クライアントはマイクとハーヴィー担当に!おめでとー!!
今回もハーヴィーの格好良さとマイクの記憶力とダメなとこが見られました。次回はどうなる?!